TRPG自体は立ち絵無しでも遊べますが、立ち絵があるとキャラクターがイメージしやすくなり、物語への没入感もUPします。
ですが自分で立ち絵を描くのは、管理人みたいな絵心が無い人種には厳しい…
そこで、本記事では簡単にTRPGの立ち絵が作れるAI 「stable diffusion」の導入方法を紹介します。
stable diffusionを導入して、自分好みの立ち絵でTRPGを楽しんでください。
こんな方におすすめ
- TRPGの立ち絵を自作したい方
- stable diffusionの導入方法を知りたい方
- AIで絵を描きたい方
全体の流れ
本記事では、管理人が普段使っているstable diffusion WEB-UI(windows版)の導入方法を解説していきます。
導入手順(リンクをクリックすると、各手順へ飛びます。)
動画で見たい方は、ゆっくり日常の疑問解決美少女さんの導入方法解説を参考にしてください。
0. スペック確認
stable diffusionの導入にはある程度のPCスペックが必要です。
中でも重要なのがGPUです。GPUのスペックによっては、生成時間が長くなったり、そもそも生成が出来なかったりなどの問題が発生します。
GPUの確認方法
デスクトップの左下のスタートメニューアイコン上で右クリックをし「タスクマネージャー」を開きます。
タスクマネージャーを開いたら「パフォーマンス」から、GPUを確認します。
GPUによる生成速度の違い
GPUによる生成速度の違いについては、ちもろぐさんが描写時間の比較をまとめてくださっています。
こちらは一般的な条件で10枚画像を生成した場合の必要時間です。GPUのスペックが高くなるほど、必要な描写時間が少なくなっています。
個人的なおすすめはRTX 3060 12GBです。ハイエンドのGPUと比べても、値段も”比較的”安価でありコスパはかなり良いと思います。
管理人もRTX 3060 12GBですが、快適に使用できています。
(ちもろぐさんでも、AIイラスト向け入門グラボとして紹介されています。)
1. stable diffusion用フォルダ作成
十分な空き容量のあるドライブにstable diffusion用のフォルダを作成します。
この後導入するデータや作成した画像容量の関係上、最低でも50GB以上の空きを確保しておきましょう。(推奨:100GB以上)
フォルダ名が日本語だと動かない可能性があるため、半角英数字を使用しましょう。
2. Pythonのダウンロード
キーボードのwindowsマークから「設定」を開きます。「設定」が見つからない場合は、上の検索ボックスから検索してください。
設定を開いたら「システム」、「バージョン情報」から「システムの種類」を確認します。
[Add Python 3.10 to PATH]にチェックを入れて、[Install Now]をクリックします。
しばらくしてSetup was successfulと表示されたら、インストール完了です。
3. Gitのダウンロード
Gitのダウンロードページから、ビット数に対応したインストーラー(32 or 64-bit Git for Windows Setup.)をダウンロードします。
ダウンロードしたインストーラーを起動し、Gitをダウンロードします。色々と聞かれますが、全て「next」で大丈夫です。
しばらくしてCompleting the Git Setup Wizardと表示されたら、インストール完了です。
4. 必要データのダウンロード
「1.stable diffusion用フォルダ作成」で作成したフォルダを開きます。
フォルダの空欄部分をクリックし、「cmd」と入力してEnterを押します。
コマンドプロンプトが開くので、下記のコマンドを入力してEnterを押します。
git clone https://github.com/AUTOMATIC1111/stable-diffusion-webui.git
自動的にファイルのダウンロードがスタートします。
しばらくするとダウンロードが完了し、先ほどのファイル上に「stable-diffusion-webui」のフォルダが出現しているはずです。
5. モデルデータのダウンロード
モデルデータとは
モデルデータとは、生成される画像の絵柄を決めるデータです。
同じ命令でも使用するモデルデータによって、生成される絵は大きく変わります。
girlで出力した場合
v1-5-pruned-emaonly(初期モデル)
anything-v5(おすすめ)
おすすめは、「anything-v5」です。少ないプロンプト(命令)で高品質なアニメ調の画像を作成してくれるため、立ち絵の作成に最適です。
本サイトの娘たちも、anything-v5で作っています。
モデルデータのダウンロード
anything-v5のダウンロードページにアクセスし、v5.0を選択してダウンロードします。
ダウンロードしたデータを「stable-diffusion-webui」フォルダの「models」の中の「Stable-diffusion」のフォルダに入れます。
他のモデルを試す場合は、同様の手順でダウンロードして、「Stable-diffusion」のフォルダに入れればOKです。
6. 画像生成
実際にstable-diffusionを動かしていきます。
「stable-diffusion-webui」フォルダの中に「webui-user.bat」というファイルがあるので、こちらを起動します。
起動すると各種データのダウンロードが始まります。(初回のみ)
PCのスペックにもよりますが、かなり時間がかかるため、そのまま放置しておきましょう。(10分程?)
ダウンロードが終わると、自動的にstable-diffusionが起動します。(2回目以降の起動も、「webui-user.bat」から開きます。)
モデルの選択、プロンプト(命令)の入力を行い「Generate」を押すことで、画像生成がスタートします。
これにて基本的な手順は完了です。
お疲れ様です。
まとめ
本記事では、TRPGの立ち絵を自作したい方向けにStable diffusion 導入方法を解決してきました。
みなさんも好みの立ち絵を作成して、今まで以上にTRPGを楽しんでください。
導入手順(リンクをクリックすると、各手順へ飛びます。)
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